枚方市 エレクトーン・ピアノ教室 こえだかミュージックスペース

枚方市駅からバスと徒歩で10分、山之上北町。1回ずつの予約可。子どもから大人まで、基礎から丁寧に学ぶ個人レッスン。障害児者、応相談。

子どものレッスンノートより

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

当教室の「レッスンノート」(連絡帳)は、オリジナル。

教室からの連絡、ご家庭からの連絡のやり取りに使いますが、

最大の目的は、子どもたちが「練習してみてどうだったか」をとらえかえすこと。

 

まだ字が書けないお子さんの場合は、〇・△・×でOK。

〇が、はなまるやハート付きになっていることもあります。

字でなくても、伝わってきます。

 

そんなレッスンノートから、最近のいくつかを。

 

こちらは年中さん。

「リズム打ち(おんぷの長さに合わせて手をたたく)を練習してきてください」に対して

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小学生のごきょうだいが代筆してくれています。

リズム打ち、たくさんあったのに、めっちゃたのしくてよかった~(*^▽^*)

 

同じお子さん。

「クリスマス会のソロ曲は〇〇にしますね」と書いたところ

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「おっけー」これはご本人が書いてくれました。

 

こちらは、小学低学年の男の子。いつもパワフルです。

中でもこの張り紙は、最高のインパクトでした。

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「しゅうちゅう!ねっけつ!」

この張り紙をはちまきの正面に貼りつけて、学校の宿題・ピアノの練習をしたとのこと。

はちまきして練習!!

そして「集中!」「熱血!」

アツイ!アツすぎる!

 

それから、こちらはレッスンノートではなく、テキスト。

絵の中からねこを2匹見つけて、色をぬってきてもらっています。

たいていは、単色でぬってきてくれるのですが、こちらの年長さんは、こんなねこです。

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とらねこさんです。しかも、しっぽの先まで柄が細かい。

「見て!」のアピールもしっかりされてました。そりゃ、見てほしいですよね。

時間をかけて、ていねいにぬっているはずですもん。

 

レッスンノートにあふれるお子さんの思い、

ピアノのテキストの色塗りに現れる子どもたちの表現、

その一つ一つに触れることがとても幸せに思います。

フレッシュピアニストコンサート 2016.11.13

昨日は、京阪枚方市駅前の大東楽器Muse Duoさんで開催されたフレッシュピアニストコンサートに行ってきました。

 

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4時開始の4部に、小学生の生徒さんが1名参加されました。

当教室に通われるようになって、半年ほどのお子さまです。

 

受付開始直後の会場。

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このあと、座席はほとんど埋まりました。

 

とても落ち着いて、堂々と演奏されましたよ。      f:id:koemusic:20161114203204j:plain

黒の衣装が大人っぽくてステキ。

 

他教室から当教室に変わってこられて、手の形や腕の動きと譜読みを改めて学んでおられます。

とても頑張ってくださって、手の形がずいぶんきれいになってきたんです。別人みたいに(*^▽^*)。

楽譜読みも、スピードアップしました。

力が付いてきたな~という感じです。

 

基本の力がしっかりと身につくと、「わかる」が増えます。これから、ますます楽しくなってきますね。

 

来週は、同じ会場でピティナ・ピアノステップが開催されます。

こちらには、別のお子さんがご出演です。

 

発表の場は、励みになったり喜びになったりします。

お一人お一人それぞれに、いろんな発表の場を利用して、経験を重ねていただきたいなぁと思います。

あらためて。保護者さまとの連携は本当に大切。

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

7日は、仲良くしていただいている先生方と寝屋川市で集まって、情報交換をしました。

ほぼ毎月、集まっています。

日頃のレッスンで気づいたこと、こんなことがあったのよ~という報告、指導法の紹介、相談など、ざっくばらんに話ができる大切な時間です。

7日はランチをはさんで4時間、みっちりと。

 

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ランチは、ねやがわ一番街商店街にある喫茶ポピーさんへ。

昔からある、落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした椅子の喫茶店。

 

日替わりランチ、あさりのトマトソーススパゲッティをいただきました。

サラダ・ドリンクに加えて、食パン半分サイズのたまごサンド(とろけるチーズが乗っている)つき。

ボリューム満点です。

 

いつも話題になるのは、保護者さまとの連携の大切さ。

日頃のご家庭での練習がメインになるだけに、本当に重要です。

 

お子さまの現在の課題、習得するための練習のポイント、それが今後のどのようなことにつながるのかの見通し、そういったことについて共通の認識を持っておくこと。

わかりやすく保護者さまにご説明することはもちろんですが、保護者さまに信頼していただけることが大前提。

 

信頼されるだけの講師なのか。

保護者さまを信頼している講師なのか。

結局は、講師自身の問題です。

 

当教室はありがたいことに、保護者さまには本当に恵まれていると思います。

これからも、保護者さまと教室が連携して、大切なお子さまお一人お一人に、寄り添い、また励まし、見守りながら、成長を喜び合える。

時には、大人同士も励ましあいながら・・・。

そんな場所でありたいと思います。

どんぐりをどうする??~子どもの思いから学ぶこと

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

天気予報で「冬型の気圧配置」という言葉を聞きました。

季節はそこまで進んでいるのですね。

いつのまにか、きんもくせいの季節が終わり、すすきがたくさん見られるようになりました。

 

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先日のレッスンで、年長のお子さんからどんぐりをいただきました。

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「これな、水につけたらいいねん」という解説。

そうか、発芽しやすくなる方法を教えてくれているんだ

と、ピンときました。

 

「それから、どうするの?」と尋ねると

「柔らかくなる」

 

そうそう、柔らかくなると発芽しやすいのよね。

 

さらに「それから?」と尋ねました。

わたしの中には、「埋める」という答えが予想されていました。

 

「えっ??」

予想の答えは返ってこないので、再度尋ねます。

「水につけて、それからどうするのかな?」

 

予想外の答えが笑顔とともに返ってきました。

「皮がむきやすくなる!」

 

確かに、皮がむきやすくなります。それはわかる。

それから埋めるんだよね。という思いでしつこく質問するわたし。

「それから、どうするの?」

 

「えっ??だから、皮をむくねん・・・」

 

ここでやっとわたしは気づきました。

「埋める」という答えは返ってこないのだと。そして、確認しました。

「もしかして、皮をむいたら終わり??」

 

「そう、終わり」

 

そうだったのか。

 

お子さんの考えている行動の目的は、皮をむくこと。

わたしの考えている行動の目的は、埋めて発芽させること。

 

「大人が当たり前だと思っていたことが、実は全然違っていて、子どもにとってはまったく的外れ。」

だったのです。

 

レッスンを進める順番も、そういうことがあると思います。

 

「ここまで進んだら、次は当然これ」

と思っているその順番、実は子どもにはわかりづらいのかもしれない。

 

ある方がこんな話をされていました。

「鍵盤には、黒鍵が2つのところと3つのところがあることを学んだら、次は”もちろん”ドの場所を覚えます。」 

 

本当に「もちろん」なのかどうか。

それ以外の順番はありえないのか。

子どもにとってそれが最もわかりやすい順番なのかどうか。

一度立ち止まって、検証したい。

 

「当たり前だと思っていること」に疑問を持つことが、子どもたちへの理解を一歩進め、よりわかりやすい指導方法を作っていく。

 

当たり前であると思っていることに疑問を持ち、学び続け、よりわかりやすい指導法を実践しなくては・・・

そんなことを改めて考えることができた、どんぐりでした。

 

そのどんぐり、ただいま水に浸けています。

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皮がむけやすくなるのは、いつになるかな~。

ハロウィンです

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

ハロウィン。

いつのまに、こんなに定着したのでしょう。

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変装した人が道を歩いている光景に、わたしはまだ慣れません(;´∀`)

 

当教室では、10月はハロウィン月間として、レッスン時にお菓子を1つプレゼントしていました。

それももう終わり。

 

29日(土)には、かわいい変装でレッスンに来たお子さんが。

 

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(写真加工も変装っぽくしています)

 

お母さまの手づくりマントがお似合いです。

 

レッスン後にハロウィンのイベントへお出かけかと思ったら、

レッスンのために変装してくれたんだそうです。

わざわざありがとう。

それにしても、ビックリしましたわー(*^▽^*)

 

※レッスンは、脱いでから行いました。

 

今年の10月は、トラさんやパンダさんもやって来たし、当教室もだんだんハロウィン色が濃くなりつつあります。

来年はどうなるのか、楽しみです(*^▽^*)

 

今日は、クリスマス会でのソロ演奏曲の楽譜を用意していました。

クリスマス曲を中心に選曲しました。

今週、楽譜をお渡しします。

習い始めてまだ間のない方々のソロ曲は、今後の進度を見て決めていきますね。

 

10月は、小学1年生のお2人が、当教室のお仲間に加わってくださいました。

新たな出会いを嬉しく思うと同時に、大切なお子さまをお預かりするその責務の大きさに、身の引き締まる思いです。

気持ちも新たに、新しい月を迎えたいと思います。

ドレミファソラシを使わずに弾く方法

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

昨日のブログの後半で、次の音との間隔で、楽譜を読む方法について書きました。

koemusic.hatenablog.com

 

今回は、その続きです。

 

この方法では、「ドレミファソラシ」という音の名前を使わないで、弾くことができます。

 

ドレミファソラシ」を覚えなくては、弾くことができない。

と思っていたわたしも、これには気づいていませんでした。

 

ドレミファソラシ」は知らない、あるいは覚えるのが難しいお子さんでも、数字の1から5はわかるということがよくあります。

 

指の番号は、親指から順番に1番から5番。小指が5番になります。

この指の番号を使って、曲を表します。

 

昨日のブログで使った「よろこびのうた」を例にしてみますと

みみふぁそ そふぁみれ どどれみ みれれ

これが右手で

3345 5432 1123 322

になります。

 

数字を見ながら、手は見ないで、番号通りの指が動かせるようになったら

あとは、表示された鍵盤の場所に5本の指を乗せて動かして弾きます。

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これくらいの情報なら、鍵盤に書かなくても図で示せば大丈夫です。

 

指を乗せる場所を変えてみましょう。

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先ほどと同じように

3345 5432 1123 322

と動かせば、簡単に移調(キーの変更)ができます。

 

ドレミファソラシ」を一切使わずに弾けるこの方法、習い始めたばかりのお子さんが発表会などに出演される場合に、使っています。

 

楽譜を読むのはまだ発達段階からみて早い場合にも、この方法で演奏の練習ができます。

 

もちろん、ただ指を鍵盤に乗せて動かせばいいだけではありません。

手の形も忘れずに(^^♪

楽譜を読む2通りの方法

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

今回は、楽譜を読む方法、

「楽譜に書かれた音符がどの音なのか」

を読み取る方法についてのお話です。

 

タイトルにもありますが、それには2通りの方法があります。

 

こちらの楽譜でみていきましょう。

「よろこびのうた」

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(手書きですみません)

 

一つめの方法は、その音が何の音か、一つづつ読み取っていくものです。

(この方法を使う人が多いと思います。わたしもこれで習いました)

 

その方法で読むには、こういうことがわかっていることが条件になります。

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先ほどの楽譜の場合は、この5つの音が使われています。 

これを覚えていれば、楽譜が読めます。

 

だから、これを覚えるために、音符カードを使ったり、プリントやドリルを使ったり、いろんな方法で繰り返し学びます。

しかし、この学習が子どもにはなかなか大変なのです。

 

すらすら覚えないからといって、決してお子さんのせいにしないでいただきたいのです。

 

この世界を理解するだけの発達段階に達していない場合もあります。

この「線が5本」の上を〇がうろうろすることで、音の高さや長さを表す仕組みは、簡単にわかるものではありません。

大人だって、そうなんです。

 

わかりづらいものを繰り返すのは、つまらないものです。

しかし、つまらないものにならないよう、一人一人に合わせて、学び方を組み立てることが必要になります。

 

さきほどの、「5本の線の上の〇が、何の音を示すのか」を覚えていなかったら、楽譜に音の名前を書くことになります。

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書きこんだ音の名前を見ればよいのですから、こうすればすぐにわかりますね。

楽譜は見なくて済みます。ということは、これと同じ。

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楽譜を読んでいたはずなのに、楽譜が不要になってしまいました。

これでは、楽譜を見ることからますます離れてしまいます。

 

というように、5本の線で表される「ドレミファソ」がわかるようになってから、曲の楽譜を読んで弾く段階へ進まないと、音の名前を楽譜に書きこんで弾いてしまうことがあり、これによって楽譜を読まなく(読めなく)なってしまうことがあるわけです。

 

「習っているけれど楽譜が読めない」という場合は、このパターンもあるかも知れません。

 

さらに、音の名前がわかっても、その音がどの鍵盤なのかが、すぐにわからないと、弾くことはできません。

わからない場合は下図のように、鍵盤に音の名前を書いておく必要があります。

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鍵盤に音の名前が書いてあれば、さきほどの、音の名前の文字だけのものだけで、弾くことができます。

 

 

もう一つの方法は、次の音がどれだけ離れているかの「間隔」を見ていくものです。

さきほどの「よろこびのうた」の楽譜をもう一度。

↓ 

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最初の音と2つめの音は、同じ。

2つめから3つめは、高い方の隣の音へ。

3つめから4つめは、高い方の隣の音へ。

4つめから5つめは、同じ。

5つめから6つめは、低い方の隣の音へ。

 

鍵盤上では、高い方は右方向。低い方は左方向。手の指も同じ方向へ移ります。

高い・低いは、五線譜の仕組み(隣の音に進むには、線の上・線と線の間の2種類が交互に順番に上がっおたり下がったりする)がわかっていれば、判別可能です。

〇の位置の高さも参考になりますね。

 

隣の音に進むには、隣の指を使う。

一つとばしの音に進むには、一つとばし(隣の隣)の指を使う。

5つの音の範囲であれば、「ドレミファソラシ」を知らなくても、最初に手をおく場所と最初に弾く指のがわかれば、弾けます。

例えば

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この5つの印の場所に5本の指を置き、真ん中の中指からスタート。

これで「よろこびのうた」の練習ができます。

 

この方法だと、移調(キーの変更)が簡単です。

例えば、手の置き場所をこのように変えてみます。

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手の置き場所が変わっても、動かす指の順番は全く同じです。

 

ピアノの入門~初級の曲のメロディは、隣または一つとばしへ進むことがかなり多いので、この方法はかなり使えます。

 

楽譜を読むことが苦手だったお子さんが、この方法を通して、

「わたしも、楽譜が読めた!」

と、苦手意識が軽減したということがありました。

 

当教室では、この2つの方法を使いこなせるように、両方を学んでいます。