枚方市 エレクトーン・ピアノ教室 こえだかミュージックスペース

枚方市駅からバスと徒歩で10分、山之上北町。1回ずつの予約可。子どもから大人まで、基礎から丁寧に学ぶ個人レッスン。障害児者、応相談。

ピアノレッスン~和音が出てきたら右手と左手のバランス

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

片手で1つ1つの音を弾いていたのが、同時に2つ・3つの音を弾くようになると、お子さん自身も「上達してきた!」という手ごたえを感じるようです。

 

ド・ミ・ソ

 

この3つの音(和音)を片手ずつ弾く練習を重ね、その次は「片手がメロディ・片手が伴奏」と役割分担をして演奏する練習に入ります。

まずはド・ミ・ソの和音が伴奏です。

 

メロディだけ、または和音だけ練習していた時と大きく違うのが、この役割分担。

メロディが主役、伴奏はそのメロディをバックで支えるわけですが、メロディが1つの音で伴奏の和音が3つの音。

3つの音の方が当然、大きな音が出てしまいます。

しかしこれではメロディより目立ってしまいます。役割を果たせません。

 

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これまで左右を同じバランスで弾いて問題なかったのが、バランスを変えなくてはならない。

 

和音を控えめにしたらメロディも控えめになってしまう。

メロディを聞かせようとしたら、和音も強くなってしまう。

「うわ~、難しい!」という声もしばしば。その通り、難しいです。

 

そして、メロディはいつも右手とは限りません。

例えば、ブルグミュラー25の練習曲「バラード」の冒頭。左手がメロディ・右手が和音です。

 

エレクトーンだと音量を設定すれば済んでしまうので、自分でバランスを変える練習をする機会があまりないので、あえてピアノでこの練習をしてもらいます。

将来、何らかの機会でピアノを弾くことになった際、これができていないと演奏が台無しになってしまいますから。

 

レッスンでは、いろんなパターンで弾いたのを聴いてもらって、バランスによって聴こえ方が違うことを知ってもらうことから始めます。

 

それから、右手と左手のバランスを変えてみることを、体を使ってやってみます。

小さいお子さんだと、体操教室みたいなことになることもあります。

 

難しいだけに、もっとわかりやすい学習法を会得したいと思っています。

まだまだ勉強しなくては。

わかりやすくて楽しいレッスンを体験できる「夏の短期集中講座」を開催します

大阪府枚方市の個人レッスンエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

昨年開催した「夏の短期集中講座」を、今年も開催します。

 

こえだかミュージックスペースでは、どんな風に学ぶのか?
この機会に体験してみませんか?
年長児~小2のお子さんを対象に、最初に学ぶ6つの「音楽の基礎課題」をわかりやすく楽しくお勉強して、2日間でマスターします!

 

当教室では、日々のレッスンの実践を検証し、
「どういうアプローチがわかりづらいのか」
「どう変えればわかりやすいのか」を常に研究しています。

ピアノを習ったことがある保護者さまからは、
「こんな風に学ぶ方法があるなんて」「楽譜の前にこんなに学ぶことがあったとは」
との感想をいただくことがあります。

さてどんなことをどんな風に学ぶのか、この機会に体験してみませんか?
有料の体験として、音楽の授業の予習として、短期集中講座をご活用ください。
※演奏の指導はありません

 

開催要項はこちらです

 

【日時】8月27日(日)・9月3日(日)、各日10時~12時(途中休憩あり) 全2日間

【会場】こえだかミュージックスペース(枚方市山之上北町29-18)

【アクセス】山之上バス停、徒歩約5分。オレンジ色のハイツの向かい。

【対象】年長児~小2で、音楽の教室に通ったことがない方、または通って1年未満の方。受講中は保護者のご同伴をお願いします。きょうだい児の同伴も可能。

【定員】7名、最少催行人数は3名

【受講料】1日2000円、当日現金支払い。キャンセル料不要。

【駐車場】できるだけ、自転車・徒歩・路線バスでお越しください。どうしてもお車利用の場合は、申込時に「駐車希望」と「車種」を書き添えてください。調整いたします。少し離れたコインパーキング利用になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

【荒天時】暴風警報発令、その他荒天時は中止です。その場合は当日ご連絡いたします。中止の分の振替や延長はありません。

【申込】7月23日(日)より、メールで先着順に受付します。メールには、お子さまのお名前、学年、ご住所、連絡先の電話番号とアドレスをご記入ください。折り返しメールを返信しますので、申込先のアドレスが受信できるようにしておいてください。

【当教室ご利用の方の参加】空きがある場合のみ受け付けます。ただし、講座当日にレッスンの進度が「最初のテキストの前半まで」の方に限ります。

【詳細】当教室ホームページをご覧ください。

【申込先】koedakamusic@@yahoo.co.jp ※@は1つにしてください

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夏休みイベント開催!「ピアノはどうやって音が鳴るの?調律師さんに聞いてみよう!」

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

夏休みにイベントを開催します!

対象は、当教室ご利用の小学生以上の子どもたちに限らせていただきます。

 

レッスンでピアノのふたを取り外すことがありますが、間違いなく子どもたちの目がピアノの中に釘付けになります。

ならば、調律師さんが鍵盤を外したところも見てもらいたい。

いっそのこと、調律師さんにピアノの仕組みを教えてもらえたら。

 

そんな思いで、今回初めて企画してみました。

調律師さんのあたたかいご理解とご協力のおかげで、実現の運びとなりました。

残り3名、参加者募集中です。

 


「ピアノはどうやって音が鳴るの?調律師さんに聞いてみよう!」

 

レッスン室のピアノの調律の機会に、調律師さんからピアノの音が鳴る仕組みについて、教えていただきます。ピアノの中も見れますよ。
その後の調律の見学もできます。
夏休みの自由研究にもいかがでしょうか。
調律師さんのご理解・ご協力でイベント開催が実現しました。ご参加お待ちしています。
日時:7月30日(日)10時から
対象:当教室ご利用の小学生以上のお子さま
※きょうだい、お友だちの同伴についてはご相談ください
定員:7名、申込先着順
参加費:一人500円(おみやげつき)
その他:保護者同伴は自由。未就学児の同伴はご遠慮ください。
申込受付中:通常の連絡先メールでこえだかまで

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楽譜が読めないままだったお子さん。つまずきの原因をさぐる。(後半)

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

前々回前回と取り上げているのは、以下の4枚の音符が、全部「ド」だと思ってレッスンを続けておられたケースです。


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なぜこのようなことになってしまったのか。

 

前回は、五線の音符を学ぶには、発達の面からみて、時期が早かった可能性をあげました。

 

今回は、どこでつまずいたか、確認した時のお話です。

 

前々回のブログにも書きましたが、このお子さんが学んだ順番は、

鍵盤に白と黒があって、黒は2つのところと3つのところがあることがわかる。

右手の指をチョキの形にして、まん中の2つの黒にあてて、親指を伸ばしたところにある白の鍵盤(2つの黒の左下)が「ド」と習う。

「ド」の場所がわかったら、五線が出てきて、「これがドです」と、一つ目の写真の「ド」が登場。 

これを一度に続けて習っていて、五線が出てきたのはこの時が初めて。

 

ここで習ったことが習得できているかどうかの確認です。

 

2つの黒い鍵盤と、3つの黒い鍵盤が交互に並んでいることは、バッチリでした。

 

「ド」の場所はチョキを使って見つけることができました。

ただ、真ん中の「ド」は自信があったものの、離れたところにある「ド」については、

「たぶん、ここも「ド」だと思う」という認識でした。真ん中の「ド」の印象が強いのでしょう。

 

冒頭の音符カード4枚がすべて「ド」だと思ったのは、「おひげのド」の形だけを覚えたから。ほかの部分には着目していなかったのですね。

 

まずは線が5本あること。今回は、いろんな楽譜で1本ずつ数えてみました。

 

続いてはト音記号ヘ音記号ト音記号の音符カードを次々に見てもらって、ト音記号の時だけ手を上げてもらいました。

 

五線・ト音記号・五線の下におひげのド。この3つがそろって真ん中のドになることを説明しました。

「そんなん、知らんかった~」だそうです。

 

ト音記号のたくさんの音符カードの中から、真ん中のド(下第一線)のものを見つけ出してくれました。

さらに、そのカードの示す音を弾いてみました。

 

当教室で子どもたちが新しいことを学ぶときは、細分化をします。

年齢が小さげなれば、より細かくなります。

そして、その一つ一つが本当にわかっているかを、丁寧に確認しながら進めます。

 

何となくわかっているのであれば、何が不足しているのか、見つけ出さなくてはなりません。

 

年長児でも、簡単なひらがなを「鏡文字(裏返し)」で書くことがよくあるくらいですから

「これくらいは当然わかるはず」

と大人の感覚で決めつけないように気をつけます。

 

この時はわかったとしても、後で忘れてしまうのもよくあること。

後日の再確認も必要です。

同じことを繰り返すと、「あなたはできていない」というメッセージを伝えてしまうので、確認の時は違う形でおこないます。

 

一つの課題の学習に対して、何通りかの方法を用意しておくのですが、その方法をもっと増やし、レッスンで即時に子どもたちの理解状況を見抜き、即時に方法を選び出す。

その判断の精度を高めたいと、いつも思っています。

これからもさらに学び続けたいと思います。

 

「2つの黒い鍵盤に右手のチョキを乗せて、左下の親指が乗るところがド」

というドの位置を学ぶ方法。

当教室では以前この方法も使っていましたが、今は別の方法に変えています。

 

当教室ではどのように学ぶのか。 

それが体験できる有料体験イベントを8月27日と9月3日の日曜日に開催します。

年長~小2までで、音楽教室(鍵盤楽器)のレッスンに通ったことがない方、または通って半年までの方が対象です。

通常の無料体験レッスンでは扱っていない幅広い内容で、音楽の授業のサポートにも活用していただけます。

詳しくは教室サイトをご覧ください。申込受付中です。

koedaka-music.jimdo.com

楽譜が読めないままだったお子さん。つまずきの原因をさぐる。(前半)

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

前回に引き続き、以下の4つの画像
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これらがすべて「ド」だと思って、レッスンを続けておられた小1のお子さんのお話です。

 

今回は

なぜ、こんなことになってしまったのか?

の前半です。

 

まず最初にはっきりさせておきたいのは、お子さんは何も間違っていないということです。

 

この子は向いていないとか、この子の覚えが悪いとか、そんなことはありません。

「この形はド」だと、見事に覚えました。

ちゃんと覚えたからこそ、全部がドだと答えることができたのです。

 

まず考えられるのは、このお子さんが年中のこの時点で、五線譜のこの「ド」を理解できる発達段階に達していたかどうかという点。

 

年中児さんといえば、色の名前はだいたいわかっていて、読めるひらがながあるものの、

「みぎ」「ひだり」があいまい、

音の「たかい」「ひくい」はわからない、

数字は順番に言えても数値・数量としては理解していない、

といったこともあって不思議のない段階。

 

この「ド」の音符を教えるにあたっては、次の2点を確認したいと思います。

 

◆見えない「ド」という”音”が、見える形で存在する。

1つは鍵盤上に、一つは楽譜上に。

この三者が同じものだとわかるかどうか。

 

◆音符を見て「ド」だと判断するために

「五線」「ト音記号」「形」「場所」

の4つが揃っていることがわかるかどうか。

 

このお子さんが学んだ時には

 

音の名前でいつも歌っている「ド」

2つの黒い鍵盤左下の「ド」

ト音記号がくっついた五線の下にあるおひげの「ド」

 

いろんな「ド」が続けて出てきたことになります。

年中児なら

「ド」がいっぱいあって、わからな~い!

となっても不思議ありません。

もちろん、これでわかる年中児さんもおられるのですが。

 

(わかる→〇、わからない→×、ではありません)

 

同じことを学ぶにしても、年中児・年長児・小1では、その手法は当然違ってきます。

今やらずに、もう少し後回しにして、今持っている力で学べること・伸ばせることを課題にして、力をためていく進行もあります。 

 

そもそも、大人だって読めない人がいる楽譜。小さいお子さんが簡単にわかるものではないのです。

 

楽譜に限らず、学びはお子さん一人一人の発達段階に合わせて、導入・進行することが必要です。

これが、当教室が個人レッスンである最大の理由です。

あらゆる場面で「個」は大切にされるべきだと考えています。

 

次回は

なぜ、こんなことになってしまったのか?

の後半です。

音楽教室に通っているのに楽譜が読めないどもたち。ここでつまずいてませんか?

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室の「こえだかミュージックスペース」です。

 

当教室では、楽譜が読めることをレッスンの柱の一つとしています。

すらすらと楽譜が読めるにこしたことは、ありません。

読めないより、読めた方がいいですよね。

読めれば一人でいろんな曲が弾けますもん。

 

子どもたちには

「外国に行って、言葉は違っても楽譜は同じだから、いきなり合奏することもできるんだよ」

と、話すこともあります。

 

他のお教室でのレッスン経験があるものの、楽譜が読めないままのお子さんが、当教室にお越しになることがあります。

 そんな時は、どこでわからなくなってしまったのかを確認することから始めます。

 

ずいぶん前ですが、こんなケースがありました。

 

鍵盤に白と黒があって、黒は2つのところと3つのところがあることがわかる。

右手の指をチョキの形にして、まん中の2つの黒にあてて、親指を伸ばしたところにある白の鍵盤(2つの黒の左下)が「ド」と習う。

「ド」の場所がわかったら、五線が出てきて、「これがドです」と、楽譜が登場。 

という順番で、学んだそうです。

そのときに出てきたのが、このドです。


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 「おひげのド」と呼んでいました。丸に横線が刺さって、おひげのように見えるからですね。

 

そのお子さん、次の3つも「ド」だと思っていました。


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丸に横線で、同じ「おひげのド」の形をしていますから、全部「ド」だと思ったのですね。でも、それはそれで筋が通っています。

(ちなみに一番下はドです)

 

そしてさらに。

「この2つもドなんだよ」と下の2つを見せたところ、


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この両方の音符の丸に、横線を書き足しました。

理由は簡単。「おひげがなかったら、ドじゃない!」

 

このお子さんが、最初の画像の「ド」を習ったのが年中さんのとき。

当教室にお越しになったのが小1。

 

最初に習う「ド」が、子どもにとってどれだけ大きな存在になるのかを知りました。

 

もちろん、誰もがこのように覚えてしまうわけではありません。

このように覚えてしまうことがある、という一例に過ぎません。

 

なぜ、こんな最初でこのようなことが起こってしまったのでしょうか。

それは次回に。

「楽しいと思える日々と感情の共有」 2017.6.29 すぎの木園子育て連続講座第1回 part2

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

前回のpart1の続きです。

 

今回の講座では、乳児期前半(0~6ヵ月頃)に大切にしたいこととして

「大人といるのが楽しい(笑顔)から、世界へ心をむけていく」

「人との密着的関係、感情の共有が必要」

というお話がありました。

 

 

「自分は愛されていることが実感できる。その喜びを知っている。」

「自分の思いは人に伝わることがわかる。自分の思いをわかってくれる人がいつもいる。」

とでもいいましょうか。

 

そしてこの2点は、その後の発達の土台になる重要なことであり、その後もずっと重要だというお話でした。

 

言い換えれば、子どもの発達にこの2点は欠かせない、つまりこの2点が子どもとの関わりの基本だといえると思います。

 

 

前回のpart1では「単に、できることを増やすことだけを目的としない」という話がありました。

 

もし、できることを増やすことを目的とし、「やらせる」「できるようにさせる」ばかりの関わりをしていたら、子どもはどう感じるでしょう。

「今の自分は、できていないことだらけ。ダメな子なんだ」と思ってしまう可能性があるのではないでしょうか。

そこに「自分は愛されている」「自分の思いは人に伝わる」という実感は得られないかもしれません。

わたしなら、やる気をなくし、自分の思いは出さない選択をするでしょう。出して否定されるなら、出さない方がマシですから。

 

 

子どもはもともと、ゆっくりとじっくりと成長します。最短ルートで成長しません。回り道をたくさんします。それで当たり前。

いつも周りの人に愛されている実感を得ながら、思いが伝わる経験を重ねていくこと。それが重要なのだというお話でした。

 

当教室が、子どもたちが自分を出せる「安心できる場」となること。

「やります」も「やらない」も、「YES」も「NO」も、どちらも大切な気持ちとして出すことができるような。

 

そして、子どもの行動を良し悪しで判断するのではなく、

「そう思ったんだね」「嫌だったんだね」「うれしかったんだね」「こわかったんだね」

のように、共感する言葉をたくさんかけていくことを、レッスンでも大切にしたいと思います。

 

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子どもたちは、できない存在ではなく、力強く伸びゆく尊い存在です。

豊かに伸びゆく土台になれたら、こんなにうれしいことはありません。