枚方市 エレクトーン・ピアノ教室 こえだかミュージックスペース

枚方市駅からバスと徒歩で10分、山之上北町。1回ずつの予約可。子どもから大人まで、基礎から丁寧に学ぶ個人レッスン。障害児者、応相談。

最年少さん、3歳になりました

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

当教室には約35人の子どもたちが通ってくれています。

そのおよそ3割が、小学1年生。

 

小さいお子さんがたくさんいらっしゃいます。

 

来年度に年少さんになる子どもたちも、2人おられます。

保育園でいう、2歳児クラスです。

 

最年少は、先月末に3歳になった女の子。

 
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まだ小さくて、ピアノの鍵盤が、顔の高さなんです。

小さくても、やる気満々。

ピアノのお勉強の時は、真剣そのものです。

 

写真は、ピアノの音の高さが、右が高くて左が低いことを、お勉強しているところ。

ピアノの前を右へ左へ動きながら、音を出して、音の高さを確かめました。

 

このお子さんが、中学卒業まであと12年。

ステキな演奏を生み出す女の子になってほしいなぁ。

そのためには、わたしがもっともっと勉強して、指導力を上げなくては。

 

自分の責務の大きさをあらためて感じています。

お便りはファイル送信に変更

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

当教室では、毎月お便りを発行しています。

あ休みや時間変更などの連絡や、

発表会など教室主催のイベントのお知らせ、

教室主催ではない発表の場のお知らせや、コンクールのご案内、などなど。

固定予約の状況を表にしたものと合わせて、A4サイズ2枚になります。

 

ずっと、印刷してお渡ししていましたが、

レッスンをお休みされた方へのお届けが遅くなったりして、

情報提供の時期にズレが出てしまうのが気になっていました。

 

先日「教室のお便りは、一斉にメールで配信している」

という、あるお教室の話を耳にし、この方法を使うことにしました。

 

ハッキリ言って、採用が遅かったですね。

「そんなの常識だよ」と言われて、猛反省(汗)。

 

試験的に、10月末の配布分をpdfファイルにして、メールで送ってみました。

保護者さまのご協力で、開封の確認をしていただいたところ、

LINEのほうが使いやすい方も多くいらっしゃいました。

そこで、メール、LINE、プリントで手渡し、

以上の方法から使いやすい方法を選んでいただいて、

皆さんにお届けすることにしました。

 

今回のことで、数人の保護者さまと

LINEでつながることになりました。

新しいつながりはうれしいものですね。

 

ただ、LINEで使っておられるお名前だけでは

わたしにはすぐにどなたかわからないことがあり、

手持ちの手書きの名簿に

LINEのお名前をペンで書き込みました(笑)

まだまだアナログですね。

 

~おまけ~

今日は、青い空が広がって、いい天気でした。
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山之上の田んぼでは、すっかり稲刈りが終わって......

と思っていたら、まだの田んぼもありました。


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実るほど こうべを垂れる 稲穂かな

 

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室

こえだかミュージックスペース」でした。

成長を待つ~ぬりえは成長の証

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

きょうで10月も終わり。

今年は2月以降、毎月新しいお仲間をお迎えしていますが、

10月も年少の男の子が来てくださいました。

お好きな歌を一緒に元気に歌ってくれています。

まずは、通うということから、慣れていきましょうね。

 

さて。

当教室の導入期のレッスンでは、

お子さんによって、進行順序や速度が

違ってくることがよくあります。

 

その「お子さんによって違う」が、本当に深いと思います。

 

年齢、月齢、性格、環境、経験、

それに当教室の場合は発達凸凹さんもおられますので、その特性、

それだけでも、一人一人違います。

人間は一人一人違っていて、当たり前のはずが、

いつの間にか「○歳なら、△△ができる」

という基準に縛られてしまいがち。

そのことは、子どもたちを型にはめ、縛ってしまうことになります。

気をつけないといけません。

 

「この課題がクリアできたら、次はこの課題へ」とこちらが思っていても、

その課題をするには、発達段階が達していないことがあります。

 

そんな時は、待ちます。

「早い方が良くて、そうでないのは良くないのではありません。

歩けるようになったばかりの子どもに、自転車は無理なのと同じ。

発達に見合うことをするのが、大切です。

 

ぬりえが大好きな年少の女の子。

好きなのですが、どうしても線からはみだしてしまいます。

しかも、線はまったく関係なしの大胆なはみ出し方で、

手を上下左右に大きく往復させて、塗る絵とその周囲を勢いよく塗りつぶします。

 

手指の緻密性や集中力の発達が、もう少しアップしたら、

テキストの風船のぬりえをやってもらおうと思って、

そのページは空けたままにしておきました。

 

毎回のレッスンで、大好きなぬりえをしました。

最後まで集中して塗ることができる日を、楽しみながら待ちました。

「はみだしたらダメ」は、お母さまもわたしも言わないようにして。

本当に楽しそうにぬっているのです。

そんな姿に否定の言葉は必要ありません。

はみ出ても、色がぐちゃぐちゃでも、塗りかたを教えるようなこともしませんでした。

 

 

その後、少し細かい塗りかたができるようになりましたが、

でもすぐにはみ出して、いろんな色を重ねぬり。

 

そのうちに、細かく塗る時間がだんだん増えてきたものの、やっぱり最後はダーッとなって。

一つの絵に何色も重ねぬり。

どの色もぬってみたくて、重ね塗りをしているように見えました。

 

風船はまだ先になりそうだと思っていたら。

 

先日のレッスンで、あけたままの風船のページを

自ら「ぬる!」と宣言したのです!

 

風船は全部で12個。

1つでもはみださないでぬれたら、指定の色でなくても、もう充分。

そう思って見ていました。

 

こちらの心配をよそに、女の子は、

番号の色で下の風船をぬるという課題の意図も、しっかり理解して、

12個全部のぬりえを一気に完成させました!

 

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見事!はみだしていません。

指定の色のみで塗っています。

絵をぬる手指の動きが細かい!

はみださずに12個完成させる集中力!

 

子どもは、できるようになった時には、自ら取り組もうとするのですね。

これにも驚きました。

課題は与えられるものではなくて、子どもが自分でつかむもの。

そのことに、ただただ感動してしまいました。

 

先日の赤木和重先生の講座のお話にあった

「手持ちの能力の全面開花」

の瞬間です。

 

お母さまがあせらずに、待っておられたのも、「全面開花」につながったと思います。

 

できないから、教え込むのではなく、

できていく過程を子ども自身が自分の速度で歩んでいくのを

楽しみながら、見守りながら、待つ。

待つことの大切さを教えてもらいました。

 

写真にはピースの手しか写っていませんが、

お顔は照れくさそうに笑っていました。

赤木和重先生の講座「目からウロコ!障害のある子どもの発達と保育・教育・子育て」 2017.10.24

大阪府枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

10月24日に、こちらの講座を開催、受講しました。

【大阪府枚方市】「目からウロコ!障害のある子どもの発達と保育・教育・子育て」 2017年10月24日(大阪府) - こくちーずプロ(告知'sプロ)

 

障害のある子どもの放課後や休日の生活を充実させたい!

という思いで集まった数人の仲間と10年以上活動している「すきっぷクラブ」の主催する講座です。

わたしはそのメンバーの一人です。

 

このグループでは

障害のある子どもとその家族対象の、日帰りバスツアーをこれまでに20回開催しています。

ほかには

子育て・福祉・教育の制度などの情報をホームページにまとめたり、

Facebookでは講座やイベントの情報を集めたり、

隔月でおしゃべり会を開催したりしています。

講座は今回で4回目の開催でした。

 

講師は、発達心理学がご専門で、神戸大学大学院准教授の赤木和重先生。

ご尊敬申し上げている発達心理学者のお一人です。

 

 会場にはたくさんの皆さんが来てくださいました。

大阪府はもちろん、兵庫県京都府奈良県三重県、四国からも。

当教室の保護者さまもお2人、来てくださいました。 


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講座のお話は

「できないことを、できるようにする」

これが保育・教育・子育ての目的だと思いがちですが、そればっかりじゃないでしょ?

というもの。

(思いっきりざっくりとした説明になってしまってます)

 

豊富な事例とともに、わかりやすく、やさしく解説してくださいました。

 

事例の一つに、とても楽しい授業の動画がありました。

それはそれは子どもたちが夢中になっていて、楽しんでいるんです。

それもそのはず、できることだけをたくさんする授業なのです。

指導者は、ついつい先に進みたくなってしまうのですが、次に進むのを決めるのは子ども自身。

次を学びたい要求が見えてきたら、次に進むのだそうです。

 

音楽教室のお仕事というのは、

「できないことを、できるようにする」

であるといえると思います。

しかし「これだけじゃないでしょ?」なわけです。

 

赤木先生の言葉に

「発達とは、手持ちの能力の全面開花」

というのがあります。

わたしの大好きな言葉の一つです。

 

子どもたちは最初からそれぞれに能力を持っていて、

それを自ら開花させるのだと。

 

大人が子どもに「こうあるべき」と思うことからスタートしてしまうと

子どもは自分の能力を開花させられなくなり、

そんな子どもができない子にされてしまうことになりかねません。

(「こうあるべき」にさせるために「ほめる」のも、よくないってことになりますね)

 

目の前の子どもたちが、今の力を全面開花させることができることを実践しなくては・・・

そのためにはまず、子どもたちの気持ちに寄り添うこと。

「これだけしかできない」のではなく「これができる」と、現状を肯定すること。

 

子どもたちとの関わりを、あらためて見直すことのできた講座でした。

 

講座後は、スタッフと先生と一緒に、お疲れさま!の昼食会でした。

松茸土瓶蒸しの登場。


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食べ方がよくわからなくて、あたふたしてしまいました(笑)

 

念願の先生をお招きしての講座、そのあとは久しぶりの松茸。

そして午後は4人の子どもたちのレッスン。

充実の一日となりました。

 

【おまけ】

赤木和重先生の新刊(共著)です。

「どの子にも あ~楽しかった!の毎日を~発達の視点と保育の手立てをむすぶ~」(ひとなる書房)

http://hitonarushobo.jp/jissenryoku.html#donokonimo-aatanoshi

効果的ピアノ指導と実践セミナー 第6回 2017.10.10

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

2週間ほど前になりますが、10月10日に講座を受講しました。

毎月通っている連続セミナー。今回が6回目。後期の1回目になります。

https://www.to-on.com/bastien/events/view/4002

 

前期のバスティン・パーティーシリーズは前回で終了。

今回は、後期のスタートということで、

ピアノの学習で学ぶことが、バスティンのテキストの

パーティーシリーズ・ベーシックスシリーズでは

どの巻で学ぶようになっているのかを、

わかりやすい表になった資料を見ながら学びました。

 

同じことを学ぶにも、シリーズによって順番が違っていたり、

幼児から使えるパーティーシリーズのほうが詳しく取り扱っていることがあったり、

各シリーズで異なっていました。

 

そのあとは、ベーシックシリーズの最初の2種類のテキスト、

ヤングビギナーとプリマーについて、解説をしていただきました。

 

幼児向けのパーティーシリーズは、幼児向けと侮ることのできない、

深い内容を学べるテキストだということが、

表になっていた今回の資料で、本当によくわかりました。

ちゃんと使うと、本当に力が付くテキストだと思います。

なので、当教室ではパーティーのテキストを使うことがほとんどです。

 

ピアノ演奏の、知識と演奏の土台をあわてずにしっかりと作ることは、

そのあとの成長の伸びしろを大きくします。

 

楽譜が一人ですらすら読めて、移調(キーを変える)も簡単にできて、

歌心あふれる表現豊かな演奏ができる。

そのための土台を作りを大切に、丁寧なレッスンをしていきたいと、改めて思いました。

 

それと。

たまたまお隣に座られた先生から、思いがけずお声かけをいただきました。

外に出て学ぶと、こういううれしい出会いがあるものです。

学ぶ意欲にあふれ、目がキラキラしたお若い先生。

わたしもますます頑張らねば!!

 

【おまけ】

香里園駅前のスーパー「ライフ」が改装工事で休業中。

28日(土)9時開店です。

かなり大掛かりな工事をしていたので、

どんな風になるのか、リニューアルオープンが楽しみです。

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リズムうちは、演奏の始まり ②

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

前回に続いてリズムうちのお話で、今回は休符について。

 

休符(やすみ)は、何もしないのではありません。

音楽の流れを止めずに、

つまりリズムうちの手の動きを止めずに、

美しく空白を作るイメージです。

 

当教室で、休符のときに手をグーでぎゅっと握らないのは、

手の動きを止めないためです。

手の動きが止まると、

音楽の流れも止まってしまいます。

 

長い休符のたっぷり感や、短い休符の軽快感など、

音楽の流れに乗って、味わいながら、リズムうちをしていくと、

休符もきれいに演奏できるのではないかと

そんな風に考えています。

 

演奏の練習に取り組む以前のリズムうちから、

音楽の流れと等速感に乗って、

演奏時のように手の動きを止めずに

集中力を保ちながら16小節をたたく。

 

リズムうちは、リズムの学習と同時に、

表現豊かな演奏にもつながる

大切な基礎課題になる練習だと位置付けています。

 

【おまけ】

雨の日が続きますね。

そんな雨の日、住宅街を歩いていたら、道の真ん中に何かを発見。

 

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何かな?


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なんと!

 


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かたつむりです🐌❗

 

久しぶりに本物を見ました!

ちょっと感動😆💓

 

しかし、

 

こんなところにいたら、車にひかれてしまいます。

 

ということで、救助しました。


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近くのアジサイの葉っぱに、無事移動。

ミッション完了です(^o^)v

リズムうちは、演奏の始まり ①

大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。

 

今度の土曜日は、地元の小学校でPTA主催のお祭りがあります。

 
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今年はポスターが本格的!!

 

当教室に通っている保育園児さんも、園から発表に出演するそうです。

他にも、知り合いが模擬店を出されます。

雨天時は校内で実施ですが、広い運動場の方がいいですもんね。

お天気が良くなりますように。

 

今回は2回に分けて「リズムうち」のお話をします。

 

西洋音楽の世界では、

メロディ・リズム・ハーモニー

これが音楽の3要素となります。

 

超超ざっくりと説明すると

音の高さ・音の長さ・音の重なり

音楽ではこれが、ある程度の規則性にのって

変化しながら流れていく、

といえるでしょうか。

 

この「リズム」の基本練習がリズムうちです。

音符や休符の長さにあわせて、手をたたいたりします。

曲を弾かなくてもできるので、当教室ではレッスン最初の時期に取り組みます。

 

まずは休符を入れないで5種類から。

一度に5種類は大変なので、2種類から始めて5種類まで、

いろいろと組み合わせながら、だんだん増やします。

かなりの組み合わせができます。

4拍のパターンを続けて16個、簡単な曲の1曲分をたたきます。

最初は、等速で1分間に60たたくテンポで。

だんだん早くして最後は100のテンポで。

 

最近は、メトロノームのアプリもあります。

そのカウントに合わせて指定のテンポで練習を重ねます。

 

メトロノームのカウントは、ジャストミートを目指すというより、

「音楽は流れている」ことや、その流れの基本的な等速感をつかむことが目的です。

 

リズム打ちは、例えば1拍なら手を1つたたくのですが、1つ叩けばOKというような、単純なものではないと思っています。

 

演奏時の弾き方も、手を叩いた時のようになることが多いのです。

長さや数だけ合わせればOK、という叩き方の人は、演奏もそんな感じになりやすい。

2拍や3拍、4拍といった長い音符を、長さ分の時間、手をくっつけて動かさずにじっとしている叩き方だと、

演奏時も手がじっとしたままになりやすい。

 

音楽は流れています。

例えば、4拍を演奏するときに、その間動きがじっと止まっていたら、

音楽の流れが止まってしまいます。

味気ない、無機質でぶっきらぼうな演奏になってしまいます。

 

リズムうちも、同じです。

曲を演奏するように、テンポに乗って流れていくように手を叩いていきます。

 

休符(やすみ)については、また次回に。