3日前に年中のお子さんからいただいた、どんぐり。
あら、うれしい!ありがとう。
この時期にどんぐり?と不思議に思っていたら、
「秋に取ったものです」とお母さま。ですよね(笑)
雨がよく降りますね。梅雨だから当たり前なんですが(笑)
この時期、子どもたちはプールのことをよく話してくれます。
「顔つけ、できてん♪」(やるねー)
「浮けるねんでー」(かっこいいなー)
「今日も地獄のシャワーやった~」(あれは確かにキツイ!)
などなど。
「あんな、わたしな」「おしえたろかー」みたいな話は、大好きです。
自分が体験したこと、感じたこと、思ったことを人に伝えるのは、自己表現。
思ったことが人に伝わる喜びは、楽器の演奏という自己表現も同じです。
3才くらいは「第一反抗期」とも言われます。この「反抗」という言葉を見れば、その子どもの行動は「反抗」だととらえることになります。
子どもが言うことを聞かないとお悩みの方も多いと思います。
子どもは、1才、2才、3才と大きくなるにつれ、自分固有の感情をしっかりと持つようになります。
「親の感情は親だけのもの」「子どもの感情は子どもだけのもの」それぞれ違うものです。
生まれて間もないころは、そんなに違いを感じることはなかったこのお互いの感情が、別のものとして分かれていきます。
興味を持ち、喜び、嫌がる対象は、親とは別のもの。
同じことをしたがるはずもない。
ここで、親が思うのと同じことをさせようとしたって、言うことをきくはずがないのです。
親の側が、親の感情を子どもに押し付けないことと、子どもの感情は子どもだけのもので別のものだと、しっかり認識することが大切です。
この時期になったら、言うことを聞かせるのではなく「選択肢を用意」します。
選択肢は、子ども自身で実現可能で、親の負担にならないもので。
どれを選ぶかは、誘導などせずに子どもに任せます。
そして、その結末を自分で引き受けさせます。
これが親の役目になります。
親の感情と子どもの感情を分けていくことは、将来の子どもの自立にもつながります。
子どもの選択したこと、失敗という結末になることは当然あります。
だから、子どもに選択をさせることは、親にとって勇気が必要になります。
失敗させたくないという気持ちにもなります。
しかし、失敗させないように親が先回りして準備をしていては、子どもは自分自身で物事を判断する機会も、失敗する経験も奪われてしまいます。
失敗してもそのことを責められることなく、失敗しても立ち直る経験を重ねる子育てが大切。
・自分の行動は自分で選択できる(それを親は尊重してくれる)
・その結果、失敗することだってある
・失敗したらやり直すことができる
そんな経験を普段の生活で積み重ねることが、困難な状況を乗り切る力になるように思います。
当教室のレッスンでも、失敗を恐れず思いっきりやってみることや、自分で考えてやり直すことを大切にしています。
選択肢を提示することもよくあります。
「自分で決めること」「自分で考えること」は、早く正解を得るには遠回りですが、子どもの成長の過程ではとても大切なことだと、あらためて思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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