8月に年中~小2対象で、グループで学ぶ「短期集中講座」を開催いたします。
すでにお申込をいただき、残り4名となりました。
今回の講座では、初めてのお子さまが学ぶ基礎の音楽知識を、2日間で学びます。
「右手と左手」「指の番号」「5種類の音符の長さとリズム打ち」「鍵盤の音の高い・低い」「7つの音の順番と高い・低い」「いい手の形」
の6つです。
そんなの知ってる!
幼稚園の鍵盤ハモニカで習ったもん!
というお子さまも多いことでしょう。
当教室でも、そのようにお話してくれるお子さまがたくさんおられます。
しかし、当教室が考えている「わかる・知ってる」は、お子さまやご家庭で考えておられる「わかる・知ってる」と、中身や深さが違っていることがよくあります。
この段階で本当の「わかる」にしておくことが、レッスンを続けることにつながります。
言い方を変えれば、この段階で本当の「わかる」にしていないと、わからないことが増える一方で、おもしろくなくなってやめてしまう原因になります。
例えば。
鍵盤で「ド」の音の場所を知っているお子さま。
右手でチョキを作り、伸ばした2本の指を2つの黒の鍵盤が並んだところに乗せた時、親指のところにある白い鍵盤が「ド」という探し方が多いようです。
慣れてくれば、いちいちチョキを黒い鍵盤に乗せなくても、2つの黒の鍵盤の左下が「ド」だとわかるようになります。
この探し方をするお子さんに「ソ」の場所を探してもらうと、まず「ド」を見つけて、そこから「レ、ミ、ファ、ソ」と上がって「ソ」に到着!というケースが多いようです。
ではこのお子さんに「ソ、ラ、ソ、ファ」と4つの音を順番に鳴らしてもらうとしたら、どうなるでしょう。
先ほどの「ソ」の見つけ方と同じ方法で、どの音も「ド」からスタートして探すことになります。
たった4つを鳴らすのに、これだけの手間と時間がかかっていては、10個、20個の音が並んだ曲を弾くのは、イヤになります。
さらに五線譜の音符も同じように「ド」から数えて「ソ、ラ、ソ、ファ」と探しているのでは、楽譜の音符を読んで弾くまで、大変な手間がかかります。
楽譜に音の名前を書かないと弾けないのは、このケースが多いようです。
音の名前が書いてあっても弾けないのは、先述の方法で鍵盤の音を探しているケースが多いようです。
鍵盤上で「ド」からスタートせずに、7つの音の場所がわかること。
その前に、この7つの音の順番が、どこからスタートしても、上行も下行もわかること。
当教室の経験では、ここまで理解しているかどうかが、お子さまがレッスンを楽しく継続できるかどうかにつながっていると考えています。
ちなみに「ソ、ラ、ソ、ファ」は、隣へ移動するだけ。音の順番がしっかりと分かっていれば、簡単です。
音の順番を課題にしているのは、このような理由です。
鍵盤上だと、ソからラは右へ、ラからソは左へ、ソからファは左へ。
楽譜だと、ソからラは上へ、ラからソは下へ、ソからファは下へ。
上は右、下は左、という関係もわからなくなりやすいポイントです。
今回の短期集中講座では、お子さまに当教室の指導法を体験していただきながら、保護者の皆さまにもその違いをご紹介したいと思っています。
「夏の短期集中講座」ぜひご参加くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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こえだかミュージックスペース