子どもが新しいことに挑戦するには、信頼できる人と安心できる場所が必要です。
「この人が言うんだったら、ちょっとがんばってみようかな」って思えます。
もし失敗しても、怒られるのではなく「がんばったね」と努力を認めてもらえる保障も必要です。
この人は信頼できるのか?ここは安心できる場所なのか?
子どもはその確証を得るために、知恵を絞ってあれこれと試します。確証が得られるまで何回も。
いろいろ考えるものだなぁと、感心します。
新しいことに挑戦してみようかな?という気持ち、
信頼できる人がいる安心できる場所、
さらに、普段から小さな「できる」をたくさん経験していること。
これらが合わさると、子どもは自ら、つまり言われなくても新しいことに挑戦します。
子どもに、挑戦させようとすると、子どもの中に生まれた「やってみようかな」の気持ちが消えてしまいます。
当教室の個人レッスンでは、子どもたち一人一人との信頼関係を作ることを、重要事項としています。
自ら新しいことに一歩踏み出すことのできるお子さんでいてほしいからです。
指示・命令の言葉は使いませんし、そのような気持ちも持ちません。
子どもが、一歩踏み出すのを「今はやめとく」のであれば、やめます。
やってみようの気持ちが生まれるのを待ちます。
子どもは、できない存在なのではなく、自ら伸びゆく力をいっぱい持っている存在です。
レッスンの時間では、その力を発揮しやすいように、自分の思いも出しやすいようにしています。
人生は、自己判断・自己決定の連続です。
子どもたちには、大人の指示に忠実に従うことよりは、小さいことでも、たとえそれが最短最善でなくても、いつも自分の考えを持ち、自己決定・自己判断をする経験を重ねてほしいと思っています。
レッスンの時間は、単にウマい演奏ができることを目指すのではなく、子どもたちの将来を見すえ、大袈裟ですが、その人生が豊かなものとなることに寄与きたらと考えています。
自分の思いをしっかり持つことは、自分の人生を生きること。
そうやって生きている人の演奏は、豊かで味わい深いものです。
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