大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。
当教室では先月、年中児~小2対象の「夏の短期集中講座」を初めて開催し、5人のステキな子どもたちに参加していただきました。
(その時の様子は、こちらのブログに)
こちらのほうが、いろんなことを学ばせていただいた2日間でした。
5人のグループでやってみて「グループだけでは力はつかない」ことを再認識しました。
これまでも思ってきたことですが、やってみてそれがよくわかりました。
どうしても、習得度合いに差があるまま、先へ進めざるを得ない状況になってしまいました。
グループにはグループの良さがあります。
「あの子みたいにやってみたいな」と思えたり、
一人じゃはずかしいお子さんも、集団の力動に後押しされたり、
ゲームのような取り組みで、すぐに順番が回ってこない分、ゆっくり考えられたり、
グループだと、1回の時間が個人レッスンより長くても大丈夫とか。
1つの課題を同時に複数の子どもたちに教える時、必ず習得度合いに差が出ます。
個々の課題で、
「この集団では理解できている」
という状態で次に進むと、習得に最も時間を要するお子さんの理解は”だいたい”や”なんとなく”のままになってしまいます。
時間を要することは、決して悪いことではありません。
必要な時間を与えていないのが、よくないことなのです。
習得に必要な時間をかけられなかったお子さんには、その不足分を補わなければなりません。
プリントの宿題を渡してOK!で済むほど簡単ではないケースもあります。
どの子にも、たとえ小さくても「わからない」を残さないことが、「もっとやってみたい」という意欲や、「わかるもん」という自信につながっていきます。
そのために。
一つの課題に対して、
事前に
一人一人に必要な時間(長い・短い、どちらもあり)を設け、
どのような説明や教具を用いるのが最もわかりやすいかを判断する。
レッスン中に
目の前のお子さんの反応を見ながら、すぐ習得度合いを判断し、
それに応じて、最良の手段を選択し、提示する。
複数の課題に対しては、
複数の課題の取り組み順を、一人一人に合わせて設定し、
お子さんの反応を見ながら、後回しにしたり、先のものも取り入れたりする。
などなど。
(抜けているのもあるかも)
お子さんの反応を見て、その場で理解度を即時に的確に判断し、最良の進め方を選択・実践すること。
取りやめたり、追加したり、戻ったり、そんなこともあります。
個人レッスン イコール「一人一人に合わせた」にはならないと思っています。
個人レッスンにおいても、個別の対応が即時にどれだけできるか。
これが「一人一人に合わせたレッスン」の中身だと考えています。
つたない文章にも関わらず、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
おまけ
先日、枚方市内某所で出会ったねこさん。
知らないわたしが横を通っても、まったく動じないその落ち着いた態度に、ほれぼれしてしまいました。