大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。
8日(土)~10日(月祝)の三連休、いかがお過ごしでしたでしょうか。
前週に続いて、運動会が開催されていました。
前週は小学校、今週は保育園・幼稚園というスケジュールになっているみたいですね。
当教室に通っておられる幼児の皆さんも、ほとんどがこの三連休中に運動会だったようです。
当教室に通っておられるお子さんには、幼稚園での運動会のような行事で、みんなと一緒に合わせて動くことが難しいタイプのお子さんがおられます。
こういうタイプのお子さんにとって、運動会はかなり大変な行事。
何倍もの努力が必要ですから、他者が想像する以上に疲れてしまいます。
今回取り上げるのは、一度ミスをすると、立ち直るのに時間がかかるという面も持ち合わせているお子さんの運動会のお話です。
団体演技は「うまくいかなければ、途中で一人だけ退場」の可能性もある。
個人競技は、ミスしてしまったらやり直せるかどうかわからない。
そんな心配を抱えながら、お子さんの練習を見守っておられる保護者さまの姿がありました。
悩みながらも、いつもお子さんに寄り添うことを大切にされているお父さまとお母さま。
期待と不安の混在する、なんともいえない複雑なお気持ちでいらしたのではないかと、想像していました。
(イメージ画像)
運動会の練習期間で、お子さんご自身はたくさんの経験を重ねられたようです。
しっかりと目標を持ち、ミスをしても練習を重ねることもできるようになり、上手になっていったそうです。
ミスをしたら、ふてくされたり怒ったり、投げ出してしまっていたのに、子どもって変わるのですね。
きっと、経験の中で、「ミスしたってやり直せばいいんだ」ってことを、少しずつ学ばれたのだと思います。
その背景には、深い愛情をもって見守り、励ましてこられた、保護者さまの存在があったからこそだと思います。
「たったそれだけのことを大げさに」と思われるかもしれません。
しかし、このタイプのお子さんがこのことを学ぶというのは、ものすごい努力がいるのです。
運動会本番の様子を、お母さまがメールでお知らせくださいました。
団体演技では、楽しんでいるくらいの様子で、振付もバッチリだったようです。
個人競技では、一回失敗してしまったものの、やり直して成功!
本番という特別な状況下でもやり直しができたなんて、すごいことです!
「やり直しがきくのを理解したのは、(ピアノの)レッスンを重ねたおかげ」と保護者さまのメールにありました。
レッスンがお子さんの「学び」の一助となっていたのでしたら、とてもうれしいことです。これはもう、本当に素直にうれしいです。
でも。
レッスンも運動会の練習も、一つの経験に過ぎないように思います。
このお子さんが、その経験をただの経験に終わらせず、そこから学習できていることが、すごく大切なんじゃないかと思います。
とはいうものの
「やっぱり人並み以上の練習よね」
という、ご本人の努力だけに頼るのは、ちょっと引っかかるのです。
ご本人の力が発揮しやすい環境を作っていくことも、必要だと思います。
(先回りしすぎて、学びの邪魔になるようなことがない程度に)
では、レッスンでどのように実行していくのか。
保護者さまと相談しながら、こちらも勉強しながら、そのお子さんにとって快適な環境を整えていくのみです。
お子さんにとって当教室が「居心地の良い場所」であることを大切にしながら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。