2016.6.11放送のマツコ会議、歌舞伎町のホストの方々が登場していました。
番組後半、マツコさんが「個性の出し方」を若いホストの方にアドバイスされていました。
その概略です。
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「個性の出し方」
人を参考にしないこと。
売れている人を意識し過ぎて、みんな同じようなスタイルになっている。
その中で、自分がやりたいようにやる。
そうすると個性は出る。
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水商売での話ではあるのですが、これは水商売だけのことでないように思いました。
人と違っていればそれでいいという話ではないと思うのです。
「自分がやりたいこと」を自分が知っているのかどうか。
そもそも、自分にやりたいことがあるのかどうか。
そういうことが、形成されているのかどうか。
先日の講座でも、よく似たお話がありました。
(以下概略)
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外国のコンクールを観ると、「この人の他の曲の演奏を聴いてみたい」と思う人がいる。
ちょっと音が間違っていたりしても、その人のパーソナリティ―が感じられる演奏をする人。
これは日頃のレッスンで、「自分はどう弾きたいか」を考えることが重視されているから、このような演奏がうまれる。
対して、日本の演奏者は、音を間違ったりはしない。正確な演奏をする。
だけど、他の曲の演奏も聴いてみたいと思う人がなかなかいない。
正確さが優先されているレッスンなのだろう。
そもそも、音が間違っていたら、音大の入試は通らない。
両方の演奏ができるといいんでしょうけど。
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当教室のレッスンでは、導入期から
曲のタイトルなどから、曲に描かれている世界を把握すること
間違ってもいいから、思い切り弾くこと
を大切にしています。
「今の演奏、自分はどう思った?」という質問も、よくしています。
先生がどう思ったかの前に、自分はどう弾きたかったのか、弾いてみてどうだったのか。
レッスンを通して、自分を見つめ、自分を知ることを経験して、もし人生にプラスになれば、こんなにうれしいことはありません。
間違いも含めて、すべてその人。
人間、プラスもマイナスもあって当たり前。
それをまるごと受け止めることから始まるのが、当教室の考えです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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