枚方市 エレクトーン・ピアノ教室 こえだかミュージックスペース

枚方市駅からバスと徒歩で10分、山之上北町。1回ずつの予約可。子どもから大人まで、基礎から丁寧に学ぶ個人レッスン。障害児者、応相談。

失敗してもいい。自分で考え、思いっきり!

f:id:koemusic:20160628122921j:plain

3日前に年中のお子さんからいただいた、どんぐり。

あら、うれしい!ありがとう。

この時期にどんぐり?と不思議に思っていたら、

「秋に取ったものです」とお母さま。ですよね(笑)

 

雨がよく降りますね。梅雨だから当たり前なんですが(笑)

この時期、子どもたちはプールのことをよく話してくれます。

「顔つけ、できてん♪」(やるねー)

「浮けるねんでー」(かっこいいなー)

「今日も地獄のシャワーやった~」(あれは確かにキツイ!)

などなど。

「あんな、わたしな」「おしえたろかー」みたいな話は、大好きです。

自分が体験したこと、感じたこと、思ったことを人に伝えるのは、自己表現。

思ったことが人に伝わる喜びは、楽器の演奏という自己表現も同じです。

 

3才くらいは「第一反抗期」とも言われます。この「反抗」という言葉を見れば、その子どもの行動は「反抗」だととらえることになります。

子どもが言うことを聞かないとお悩みの方も多いと思います。

 

子どもは、1才、2才、3才と大きくなるにつれ、自分固有の感情をしっかりと持つようになります。

「親の感情は親だけのもの」「子どもの感情は子どもだけのもの」それぞれ違うものです。

生まれて間もないころは、そんなに違いを感じることはなかったこのお互いの感情が、別のものとして分かれていきます。

 

興味を持ち、喜び、嫌がる対象は、親とは別のもの。

同じことをしたがるはずもない。

ここで、親が思うのと同じことをさせようとしたって、言うことをきくはずがないのです。

 

親の側が、親の感情を子どもに押し付けないことと、子どもの感情は子どもだけのもので別のものだと、しっかり認識することが大切です。

 

この時期になったら、言うことを聞かせるのではなく「選択肢を用意」します。

選択肢は、子ども自身で実現可能で、親の負担にならないもので。

どれを選ぶかは、誘導などせずに子どもに任せます。

そして、その結末を自分で引き受けさせます。

これが親の役目になります。

 

親の感情と子どもの感情を分けていくことは、将来の子どもの自立にもつながります。

 

子どもの選択したこと、失敗という結末になることは当然あります。

だから、子どもに選択をさせることは、親にとって勇気が必要になります。

失敗させたくないという気持ちにもなります。

しかし、失敗させないように親が先回りして準備をしていては、子どもは自分自身で物事を判断する機会も、失敗する経験も奪われてしまいます。

 

失敗してもそのことを責められることなく、失敗しても立ち直る経験を重ねる子育てが大切。

 

・自分の行動は自分で選択できる(それを親は尊重してくれる)

・その結果、失敗することだってある

・失敗したらやり直すことができる

 

そんな経験を普段の生活で積み重ねることが、困難な状況を乗り切る力になるように思います。

 

当教室のレッスンでも、失敗を恐れず思いっきりやってみることや、自分で考えてやり直すことを大切にしています。

選択肢を提示することもよくあります。

 

 

「自分で決めること」「自分で考えること」は、早く正解を得るには遠回りですが、子どもの成長の過程ではとても大切なことだと、あらためて思いました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント欄に一言いただけるとうれしいです。