枚方市 エレクトーン・ピアノ教室 こえだかミュージックスペース

枚方市駅からバスと徒歩で10分、山之上北町。1回ずつの予約可。子どもから大人まで、基礎から丁寧に学ぶ個人レッスン。障害児者、応相談。

ピアノ指導法 親指から弾き始めるのをやめた理由

枚方市内の小中学校は、今日が終業式。

いよいよ夏休みですね!

 

夏休みといえば、わたしが毎年楽しみにしているのが「NHK夏休み子ども科学電話相談」!

植物の田中先生。タネのことになると熱が入ります。そして、あの京都弁は、北日本の子どもたちには通じているのだろうか、気になっています(笑)。

昆虫の矢島稔先生。カブトムシの質問があると、エサはなにをあげているのかを聞き、「昆虫ゼリーはだめなのよー」「リンゴあげて」と言う。これ、毎年聞いている人なら必ず知っているお決まりのパターン。

明日の初日からいきなりこのお二人が登場します。

NHKラジオ第一放送で朝8時05分~11時45分の生放送です。

NHK|夏休み子ども科学電話相談

 

さて、今回のテーマです。

当教室の弾き始めの指導は、親指からスタートしません。

以前は、親指からスタートしていましたが、その指導法はやめました。

 

鍵盤楽器を弾くときの、手の5本の指の動き。

人差し指~小指の4本は、握るのと同じ動きをします。お辞儀をする感じです。

親指だけが違う動きをします。爪を上にして親指を見たときに左右に動かす感じになります。この左右の動きは、鍵盤の上に指を置くと上下動になります。大人でも、親指のこの動きをコントロールするのは難しいです。当教室では、先に親指のこの動きだけを練習します。

そして親指は、側面を鍵盤につけません。側面をつける弾き方では、親指の音だけがドーンと重くなってしまいます。

指を倒さず斜めにして、鍵盤に触れるのは爪の角にあたる部分。この斜めをキープするには手の全体の形が安定していないといけません。

とにかく親指の動きは難しいのです。

 

日本の多くのピアノテキストは、親指から弾き始めます。バイエルがその代表です。

当教室では、親指からスタートしないテキストを探しました。少ないですがいくつかのテキストがあり、そこから他の面も考慮して、バスティンのテキストを使うことにしました。

 

当教室では、最初はグーの手で弾きます。手の小さなお子さんでもグーだと演奏が可能です。テンポを合わせて脱力した腕の動きをこの段階から学びます。

 

そのあとは、人差し指だけで弾きます。このときに、いい手の形を学びます。

この人差し指だけの演奏をする子どもたちの指の形、手の形。手前みそですが本当にきれいなのです。

 

親指から弾き始めるのをやめて、子どもたちの演奏は確実にレベルアップしました。

半年くらいのお子さんでも、こんなにきれいな指の形、手の形、腕の動きで弾けるのかと、わたしのほうが驚くくらいです。

 

時々、「わたしがこの方法で習いたかったな~」と思います。

わたしのピアノ人生が変わっていたかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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