枚方市 個人レッスンのエレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。
今回は道でみかけた光景のお話です。
おばあちゃんと小さなお子さんがお散歩していました。
お子さんは、ちょうど2歳といった感じ。
交差点の真ん中あたりにあるマンホールの脇に、穴があいていました。
↓
その子がこの穴を見逃すわけはありません。
こういうの、大好きな時期です。
近づいて、この穴に入ろうとします。
それを見たおばあちゃんは、転んだら危ない、交差点に車が来たら危ない、と、心配でならないご様子。
「危ないから、そんなとこ、行ったらあかんよ」
「はよ、こっちに、きときなさい」
と声をかけています。
お子さんは、その声が聞こえているのでしょうが、
それでも穴に入ります。
足をそろえると、ぴったりサイズの穴です。
ニコっと笑って、得意げに立っています。
その間も、おばあちゃんは「危ない、危ない」と声をかけ続けています。
そしてその子は、ゆっくりと一歩ずつその穴から出ました。
「ほら、転ばないでしょ。ちゃんと転ばずに出られるんだよ」
と言いたげなその表情は、凛としたものさえ感じるものでした。
おばあちゃんは「さっさと来なさい、もう・・」と、少々ご立腹気味。
お子さんの顔は、ちょっとつまらなそうな表情に変わり、おばあちゃんの手を握りました。
半年ちょっと前には、転んでばかりの歩き方だったのが、
2歳になるころには、かなり安定してきます。
道のデコボコも認識して、対応できるようになります。
すごい成長です。
「そんな穴にも上手に入れて、転ばずに出られたね。」
と声をかけてあげたくなりました。
そのあとで、「この道は車が通るから、危ないんだよ。こんどは車が来ない道でやってみようね」
とも添えて。
2歳児は、大人にくっついていなければ、何もできない存在から脱却する時期。
「自分で」「一人で」を主張します。
親にとってはちょっと面倒なこともあるのですが、思い通りにならなくなるってことは、成長の証。
ちょっとの時間を割いて、その成長をお子さんご本人と一緒に喜び合うのも一つかなとおもいます。
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