大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。
最近ますますレパートリーを増やしている、支援学校小学部に通う女の子。
弾き始めると、どんどん弾きたくなって、終了時間になっても終われなくなります。
「弾く!」
「もうおしまい」
「いや!弾く!」
こんな押し問答が続きます。
「自分でピリオドを打つのが難しい」というのは、よくあるケースです。
とりあえず試しに、「本日のレッスンの流れ図」を、カードで並べてみました。
「見通しが持てない」ときに使う、一般的な方法です。
イラストは無料のものを拝借しました。
「こんにちは」のごあいさつ
「こんにちは」の歌
「曲に合わせてたいこでリズムうち」
「ピアノ演奏」3回
「エレクトーン演奏」3回
↓
「さよなら」の歌
「シール」をもらう
「さようなら」のあいさつ
「靴をはく」
「帰る」
↓
このカードをマグネットボードに貼って、終わるごとに一枚ずつご本人に取り外して入れ物に入れてもらいます。
このカード使用の1回目。
終わるごとにカードを片づけるのが楽しそう。
「まだ弾く!」もなく、拍子抜けするくらいにスムーズに進みました。
弾きたいのを我慢しているような様子もありませんでした。
2回目の昨日。
ピアノのカード2回を残して、先に進みました。
「まだ弾く!」と、カードが足らなくなるケースは想定していましたが、残すのは意外でした。
この方法、使い方によっては、大人の側の考えを指示・強制する手段になってしまいます。
そうではなく、ご本人の意向を示す手段、そして今日の流れを一緒に組み立てる手段として利用するために使いたいと考えています。
例えばこのお子さんの場合は、この流れが定着しているので、「曲に合わせてたいこでリズムうち」の枠を自分で選択できるようにすることから始める予定です。
布を使いながらの歌や、大好きなアニメの歌に合わせた簡単な体操など、他にもお気に入りのプログラムがあります。
これらの中から
「今日はどれにする?」
「うーん、これにしよっかな、こっちもいいな」
なんてやり取りをしながら決めていく過程を大切にしたいと思っています。
今日は、午前中にこちらの講座
枚方市 ピアノの先生が知っておきたい 導入期の“指づくり・音づくり・耳づくり”~ギロック~ : 全音楽譜出版社
を受講します。
導入期の指導内容は、その人のその後の演奏に大きな影響を与えるもの。わたしの中でも最重要課題ですので、しっかり学んできます。
午後のレッスンでは、初回のレッスンのお子さんと、体験の大人の方がいらっしゃいます。
先月から新しい出会いが多く、ありがたく思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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