大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室の「こえだかミュージックスペース」です。
当教室では、楽譜が読めることをレッスンの柱の一つとしています。
すらすらと楽譜が読めるにこしたことは、ありません。
読めないより、読めた方がいいですよね。
読めれば一人でいろんな曲が弾けますもん。
子どもたちには
「外国に行って、言葉は違っても楽譜は同じだから、いきなり合奏することもできるんだよ」
と、話すこともあります。
他のお教室でのレッスン経験があるものの、楽譜が読めないままのお子さんが、当教室にお越しになることがあります。
そんな時は、どこでわからなくなってしまったのかを確認することから始めます。
ずいぶん前ですが、こんなケースがありました。
鍵盤に白と黒があって、黒は2つのところと3つのところがあることがわかる。
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右手の指をチョキの形にして、まん中の2つの黒にあてて、親指を伸ばしたところにある白の鍵盤(2つの黒の左下)が「ド」と習う。
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「ド」の場所がわかったら、五線が出てきて、「これがドです」と、楽譜が登場。
という順番で、学んだそうです。
そのときに出てきたのが、このドです。
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「おひげのド」と呼んでいました。丸に横線が刺さって、おひげのように見えるからですね。
そのお子さん、次の3つも「ド」だと思っていました。
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丸に横線で、同じ「おひげのド」の形をしていますから、全部「ド」だと思ったのですね。でも、それはそれで筋が通っています。
(ちなみに一番下はドです)
そしてさらに。
「この2つもドなんだよ」と下の2つを見せたところ、
この両方の音符の丸に、横線を書き足しました。
理由は簡単。「おひげがなかったら、ドじゃない!」
このお子さんが、最初の画像の「ド」を習ったのが年中さんのとき。
当教室にお越しになったのが小1。
最初に習う「ド」が、子どもにとってどれだけ大きな存在になるのかを知りました。
もちろん、誰もがこのように覚えてしまうわけではありません。
このように覚えてしまうことがある、という一例に過ぎません。
なぜ、こんな最初でこのようなことが起こってしまったのでしょうか。
それは次回に。