大阪府枚方市の個人レッスン エレクトーン・ピアノ教室「こえだかミュージックスペース」です。
早いもので、1年の4分の1が終わりました。
桜の開花も始まり、いよいよ春ですね。
春は新しいことを始めたくなる季節でもありますね。
当教室では、2月にお2人、3月にお2人、そして4月からすでにお2人の方が新しくレッスンを始められました。
5月から通う方もおられます。
とてもにぎやかな春となりました。
3月16日、楽しみにしていたピアニストの杉谷昭子さんの講座を受講しました。
(1講座2500円に変更になっています)
杉谷昭子先生についてはこちら
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長年ドイツで過ごされ、70歳を超えた今も、現役ピアニストとしてご活躍中です。
案内チラシの冒頭に、こんなことが書いてありました。
「ピアノはどんな時も鍵盤の底までしっかり押さえて弾くのが当たり前?いいえ、違うんです!!」
わたしが子どもの頃は、指を高く上げてから打鍵し、底までしっかり押さえて弾く方法で習いました。それが当たり前の時代でした。
(さすがに今はそのような指導はされていないと思いますが)
手の小さいわたしには、この方法がとても難しく、練習が面白くなかったのを覚えています。
そして講座の最初にお話されたのが
「音楽は、祈り、愛、心の歌。そういう音で演奏しなければならない。」
この言葉と、「底までしっかりじゃなくていい」ということをもっと早く聞いていたら、と思いました。
さらに印象に残ったのは
「無理なタッチはさせなくていい。ゆっくり手を作っていくのが大切。」
という言葉。
最近のお子さんは指が細くて、小さな音しか出せないケースが増えてきていますが、大きな音を出すことを優先させないように、そしてそのことをお子さんご本人や保護者さまにもちゃんと伝えようと思います。
今回の講座は、レッスンで使うような曲を、模擬レッスンの形で解説してくださるというもの。
バッハ インベンション第1番
ブルグミュラー25の練習曲第1番「素直」
先生の一言のアドバイスで、ガラリと変わる演奏。
そして先生の模擬演奏の、音の美しさ。
無理な力を入れない弾き方。
だから体を痛めたことがないので、今も現役でいられるのだそうです。
ピアノって、こんな音がする楽器だったのか。
美しい音をたっぷり聞きながら、そんなことを思いました。
こんな音、こういう奏法を、子どもの頃に知っていたら、わたしの子どもの頃のピアノに対する思いはもっともっと深かったかもしれない・・・。
レッスンではしっかりと伝えていこう。
気持ちを新たにした講座でした。
杉谷昭子先生と、どってこちゃん。
どってこちゃんの出したピアノの音も優しくてきれいでした。